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休息 ~ハンマースホイ~

穏やかに部屋に差し込む光。


その人は
椅子の背もたれに寄りかかり
左のほほを僅かに見せて
休んでいる。



セピアに染まりかけた
モノクロ写真のような一コマに

優しさとか
ぬくもりとか
何か目には見えないモノを感じ。そして

不思議なコトに
その人の気配をも感じられ…。

まるで、今も生きたまま
絵の中で
スッと椅子から立ち上がりそう。



出来ることなら
肩に毛布を掛けたいな。って
そう思わせる一枚で…。



また来るね。って
その背中につぶやいていた。



では、また。でございます。tomo

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2010/06/23 01:23 | らくがきのおと
6月ですね。

梅雨入りしましたし。


長袖をとってはあるものの
衣替えもしましたし。


あじさいはチョット少な目ですが
やっと咲き始めましたし。


この間まで
隙間が目立っていた田んぼは
背の伸びた苗で緑がどこまでも続いていますし。


ムーンライト・セレナーデが
ぴったりなカンジですし。



6月ですね。
(#^.^#)



では、また。でございます。tomo


2010/06/16 00:28 | とくにこれとなく
草原の道

前略モネさま。

いかがお過ごしですか?

もうすぐ逢いに行きます。



ジヴェルニー近郊のセーヌ川…。
小鳥のさえずりと
水の流れに耳を澄まし

日傘の女性のスカーフや
足元の草に吹く風に
私も一緒に吹かれましょう。



いつの日か必ず

アルジャントゥイユの
ひなげしの咲く道を行きますから
待っていて下さい。

そう。
あの、ルノワールの憧憬の詰まった草原の道です。



では、また。でございます。tomo


2010/06/07 22:13 | らくがきのおと
月と星の宴
6月になりました。

この月の26日(土)は
2010年に入って2度目の月食だそうな。



1度目の月食は1月の1日でしたが
残念ながら見ることが出来ず…。

なので、だからこそ
26日の月食観測には
尚のことチカラが入ってしまうと云うモノで…☆彡



月を雲が隠してしまわなければ
定時に仕事をスパッと切り上げられれば

月と地球と太陽のかくれんぼに
立ち会うコトが出来るハズ。



さらには。

ぷち流星群である
ポン・ウィンネケ流星群(ピークは27日)の気配は
25日からチラリホラリと漂い始めるらしく。



月食で月明かりが薄れている最中。
運が良ければ

キラリと光りながら空を駈ける流れ星も…。



既に頭の中では
月食ぷらす流れ星の図が
すっかりイメージ化済みなワタクシで…。
(*^_^*)



因みに
2010年には月食が3回あって
次回は12月21日。皆既月食だそうな☆彡

因みにそのに。
次回、1年に3回の月食を日本で見られるのは
2094年だそうな。
目指せ131歳!!!…(^_^;)ゞ pori pori...



では、また。でございます。tomo

2010/06/01 22:22 | とくにこれとなく
その色
いつだったろう。

日にちとかはハッキリと思い出せないケレド
あの日
この目に飛び込んできて

それからずっと心の中に住んでいて
色あせるなんてコトは、全く知らない。



その色。



左には、ウォータールー橋
その右に、チャリング・クロス橋



その絵の前にたどり着いたとき
そこから動けなくなってしまって
時間ギリギリまでずっと居た。

すこしでも永くその光の傍に居たかったから。



あれから何年経っただろう。

今年は印象派の絵画展に恵まれた年で
いつもなら日本では目にするコトができない作品も
ドッサリと来日デス。



モネはこの一筆を入れたとき
その心に何を思っていただろう。
な~んて感じちゃうような色の一つ一つ。

プリントで複製されたモノからは
感じるコトのできない筆の動きが
絵、そのものには在るから…。



………。




そう。
あの日は雪で
考える人や地獄の門には
それが積もっていて

考える人は
夢見る人のように見えたし
地獄の門からは叫び声が消えて
穏やかだった。




では、また。でございます。tomo

2010/05/25 15:39 | とくにこれとなく

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