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その色
いつだったろう。

日にちとかはハッキリと思い出せないケレド
あの日
この目に飛び込んできて

それからずっと心の中に住んでいて
色あせるなんてコトは、全く知らない。



その色。



左には、ウォータールー橋
その右に、チャリング・クロス橋



その絵の前にたどり着いたとき
そこから動けなくなってしまって
時間ギリギリまでずっと居た。

すこしでも永くその光の傍に居たかったから。



あれから何年経っただろう。

今年は印象派の絵画展に恵まれた年で
いつもなら日本では目にするコトができない作品も
ドッサリと来日デス。



モネはこの一筆を入れたとき
その心に何を思っていただろう。
な~んて感じちゃうような色の一つ一つ。

プリントで複製されたモノからは
感じるコトのできない筆の動きが
絵、そのものには在るから…。



………。




そう。
あの日は雪で
考える人や地獄の門には
それが積もっていて

考える人は
夢見る人のように見えたし
地獄の門からは叫び声が消えて
穏やかだった。




では、また。でございます。tomo
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2010/05/25 15:39 | とくにこれとなく

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